投票率をモノで釣るのはアリ?
人生30年、一度も投票に行ったことのないノンポリ野郎のYTでございます。しかしBOについて調べ始め、金融経済やら海外の動向やら見ていると、じわじわと日本の政治にも興味がわいてきました。
「三十にして立つ」ってやつですね!(意味あってるかは謎
投票は祭りにすべきだ
こんな記事を書こうと思ったのには理由がありまして、たまたま下記のような記事を見つけたからです。
オーストラリアの選挙所では、恒例行事として「スナグ」というソーセージ料理がふるまわれるそうです。学校や慈善団体による提供だとか。専用ウェブサイトがつくられるほどだそうです。
ターンブル首相も「オーストラリアの民主主義はソーセージのジュージュー焼けるにおいがなければ成り立たない」と投票の際にコメントした。
記事より引用
こんなこと書いてると、頭のカタイお方から「国の未来を決めるのに物で釣るとは何事か」といった声が聞こえてきそうですが、なんというか「投票」ということに対して日本と海外では意識がまるで違うように思えます。
これは勝手なイメージですが、海外の民主主義はきっちり国民が参加していて、日本人は無関心な雰囲気があります。海外では祭りのように盛り上がっているのに、日本では退屈すぎて線香のにおいがしてきそうです。
なぜ投票に行かないのか
投票に行かない理由アンケートなどで、「投票したいと思えるような党(人)がない」なんていう答えが出る時点で、ヤバイと思いますけどね。
これって、そう言ってる人がヤバイわけでも票を託せる相手がいないのがヤバイわけでもなくて、そもそも政治に関心を寄せられていないせいなのではないでしょうか。(実際問題として、政治を任せたいと思える人がいないのかもしれませんが)
まず選挙のイメージとして、すごく固いイメージがあります。良く言えば崇高・厳かですが、近寄りがたい雰囲気になっているのも事実でしょう。人間、近寄りがたい場所より楽しそうな場所に行きたいと思うのは当然です。投票率が悪いのは当たり前だと思います。
なにより、あのクソマジメな雰囲気は必要なのでしょうか?何もかもシステム化して、機械文明的で、人間味の無い、無機質な雰囲気が、人を寄せ付けるとは思えません。行くのは同じくマジメな人だけでしょう。
私もどちらかといえば性格はマジメですが、遊び人で面倒くさがりでもあります。楽しくない場所にわざわざ行こうとは思いません。
投票率を上げるための動き
話を戻しますが、投票に向かわせるためにモノで釣るのは全然アリだと思います。実際、日本でもそういう動きがあるとか。
選挙に行くと割引が受けられるお店ですね。こういうのは非常に良い取り組みだと思いますが、これはあくまで個人がやっていること。国の政策ではありません。
18歳からの選挙権は投票率を上げる?
ノンポリ歴が長すぎたせいで日本の選挙についてのことはさっぱりなのですが、日本では投票率を上げるための対策はしているのでしょうか?
今年から始まった18歳からの選挙権はそのひとつだと思うのですが、もしお偉いさん方が必死に考えて、その程度の答えしか出せないようなら実にガッカリです。標的を狙う狙撃手が、数撃って仕留めようとしているようで滑稽です。
世界的に選挙の年齢はどうなんだろうと思って調べてみると、9割の国が18歳までに選挙権を与えられているそうです。最低はオーストリアで16歳、最高はアラブ首長国連邦で25歳だそうです。
これを見ると、日本の年齢引き下げは「世界的なトレンドに乗っただけ」にしか見えません。言ってしまえば「導入されて当たり前レベル」で、投票率を上げるための策としては考えが浅いです。
たしかに投票率は上がるかもしれませんが、来年はどうでしょうか?今回は新しい制度ということで注目されたでしょうが、こんなものは一時の流行にしかなりません。最も肝心な、国民全員が投票に行きたくなる仕掛けがなければ、すぐ投票率は元に戻るでしょう。
むしろ釣られたい
結論としては、投票率をモノで釣るのは全然ありだと思います。投票所で肉を焼いてもいいし、昔やった地域振興券みたいなのを配ってみてもいいのでは。お祭り騒ぎをしても、全然良いと思うのは私だけでしょうか。
まあなにより、立候補している人なり党なりをもっと認知させるべきですね。これだけネットが普及しているのに、街頭演説なんかしているのは時代遅れ感がします。
なんにしても今年は投票に行くつもりですけどね。投票日までに投票先が決まらなかったら、サイコロで決めようかな・・・なんて。
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