一目均衡表とは?BOで特によく使われる「雲」は要チェック!
▲MTGより「雨雲の迷路」
今回は一目均衡表(いちもくきんこうひょう)と雲について調べました。
一目均衡表とは
一目均衡表は、時間論、値幅論、型譜、スパンなどで構成される。均衡表はスパンが有名ではあるが、均衡表における第一は時間関係である。
これだけではよく分かりません・・・
実際にグラフを見てみましょう。
▲色のついた線を総合したものが一目均衡表です。画像はこちらの記事より
- 基準線■・・・過去26日間の高値と安値の中間値
- 転換線■・・・過去9日間の高値と安値の中間値
- 先行スパン1■・・・基準線と転換線の中間値を、26日先に記入したもの
- 先行スパン2■・・・過去52日間の高値と安値の中間値を、26日先に記入したもの
- 遅行スパン■・・・当日の終値を26日前(後ろ)に表示させたもの
- 雲■・・・先行スパン1と2の間にはさまれた部分
他のテクニカルチャートが「値幅」を重要視するのに対し、一目均衡表では「時間(日柄)」を重要視する特徴があるそうです。
一目均衡表の使い方
以下の3つが基本的な使い方です。
いずれも傾向であって、必ずこの通りになるわけではないのはいつもの通りです。
1.基準線と転換線
転換線が基準線より上にある間は上昇トレンド
転換線が基準線より下にある間は下降トレンド
2.遅行スパン
遅行スパンの線より、重なっている現行レートが下にある間は上昇トレンド
遅行スパンの線より、重なっている現行レートが上にある間は下降トレンド
3.雲(先行スパン1と2)
現行レートを飛行機に例えて、雲と飛行機の動きから相場の「上げ止まり」「下げ止まり」を判断
▲MTGより「羽ばたき飛行機械」
雲だけは覚えよう
特によく使われる雲の見方は、マンガ的な発想で初心者にも分かりやすいです。ぜひ覚えましょう。
1.雲より上に飛行機がある
飛行機が雲の上を飛んでいて、飛行機が下がってきても雲がクッションになるイメージです。
レートが下がってきても、雲より下に行く可能性が低く、上昇トレンドの傾向がある状態。
2.雲より下に飛行機がある
飛行機が高度を上げようとしても、雲が覆いかぶさり上昇できないイメージです。
レートが上がってきても、雲より上に行く可能性は低く、下降トレンドの傾向がある状態。
3.雲の厚さ
飛行機が雲の中に入るとき、雲が厚いほど中へ入ることができず、雲が薄いと楽に突き抜けることができるイメージです。
雲を突き抜けた飛行機は、勢いを増して抜けた方向へ上昇・下降します。
トレンドを見ながら順張りをやっているとき、雲があるとトレンド反転の基準になって便利そうですね。
次回は、MT4に一目均衡表および雲を表示させましょう。
▼今回はこちらの記事を参考にしました
■チャートに強くなろう「一目均衡表の見方 - 株価の上げ止まり、下げ止まりを見つけよう」|グッドイシュー:初心者にもわかりやすい株式投資、資産運用入門
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