MT4のセッティング Market Facilitation Index(BW MFI)とは?
Facilitation
容易(軽便)にすること、便利化
ビル・ウィリアムズ氏によるテクニカル指標です。
市場の状況を容易に把握できる指標、といったところでしょうか。無理やり日本語読みすると「マーケットファシリテーションインデックス」ですかね。
Market Facilitation Index(BW MFI)とは
MFIというと、既に調べた指標Money Flow Index(マネーフローインデックス)がありますが、あのMFIとは別物です。区別をするため、考案者ビル・ウィリアムズ氏の名前をとってBW MFIと呼ばれます。
高値、安値、出来高から算出されるボリューム系の指標で、4色の棒グラフで表されます。
計算式としては
BW MFI=(高値-安値)÷出来高
MT4でMarket Facilitation Index(BW MFI)を表示しよう
▲ナビゲーターの「罫線分析ツール」から「ビル・ウィリアムズ」を開き、「Market Facilitation Index」をダブルクリック、または右クリックから「チャートに表示」を選択します。
ダイアログが表示されるので、OKしましょう。
▲サブウィンドウに表示されました。
「MFIアップ、ボリュームダウン」の色だけ明るい青に変更しています。
BW MFIの見方
グラフの色は、直前と比べてBW MFIとボリューム(出来高)がどうなったかを表します。
- MFIアップ、ボリュームアップ(緑):MFIと出来高がともに上昇した
- MFIダウン、ボリュームダウン(茶):MFIと出来高がともに減少した
- MFIアップ、ボリュームダウン(青):MFIは上昇したが出来高が減少した
- MFIダウン、ボリュームアップ(桃):MFIは下降したが出来高が上昇した
文字だけだと複雑に感じてしまいますが、MFIが上がっていると緑か青になり、下がっていると茶色か桃色になるということです。出来高がともなっているのが緑と桃色で、青と茶色は出来高が下がったことを表します。
▲実際にレートと見比べてみるとこんな感じです。
緑のグラフのときはボリュームが高いのでレートもよく動いており、茶色のときはボリュームが低いのでローソク足が短い(変動が少ない)ようです。
Volumes(ボリューム)と比較してみた
BW MFIはボリューム系指標の情報量を増やしたような感覚の指標ですね。ただしボリュームだけを見る指標ではないので、Volumesとは全く動きが違います。
▲比較してみるとこういう感じです。BW MFIは単純にボリュームが高いだけでは反応しないことが分かります。
計算上、ボリュームが低いほうがBW MFIは上昇しそうですが、そういうわけではないのが面白いところです。ボリュームと併用してみると、何か発見があるかもしれません。
▼今回はこちらの記事を参考にしました
■Market Facilitation Index(BW MFI)‚ÌŒvŽZ@Excel‚ŃeƒNƒjƒJƒ‹ŒvŽZ
▼実践記事はこちら
binarybeginner-yt.hatenablog.com
*** 関連記事