MT4のセッティング Parabolic SAR(パラボリックSAR)とは?
Parabolic SAR(パラボリックSAR)
Parabolic:放物線(状)の
SAR(Stop And Reverse):J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア (J. Welles Wilder, Jr.)が考案した指標(ライン)
Parabolic SAR(パラボリックSAR)とは
トレンド系のテクニカル指標です。
ワイルダー氏といえば、以前紹介したAverage Directional Movement Index(ADX/DMI)の考案者でもあります。
binarybeginner-yt.hatenablog.com
文字通り、放物線を描くSARラインを用いた指標です。
SARと現行レートの交差で、トレンドの終点・転換点を見つけることができます。
MT4でパラボリックSARを表示しよう
▲「ナビゲーター」の「罫線分析ツール」、「トレンド」と開き、「Parabolic SAR」をダブルクリック、もしくは右クリックして「チャートに表示」を選択します。チャートウィンドウにドラッグ&ドロップでもいいです。
ダイアログが表示されるので、そのままOKしましょう。
初期状態だとローソク足と同じ色(Lime)なので、色の変更をしておいたほうがいいかもしれません。
{後からでも、チャートウィンドウで右クリックし「表示中の罫線分析ツール」で変更できます(Ctrl+I)}
▲表示されました。点状のものがSARです。カラーはLight Coralで、線をかなり太目にしています。
パラボリックSARの見方
SARが現行レートに交差すると、トレンドの転換点です。
MT4のSARは点状になっているので交差と呼ぶかはわかりませんが、動いているローソク足の部分にも表示されているので、それと重なるタイミングが転換点と見ることができます。
ただし、トレンドの転換点といっても、逆張りに使うより順張りに使ったほうが有効でしょう。SARが続いている限り、同じ方向にトレンドが働いているのです。
トレンドと逆方向にレートが動き始めたら注意ですね。
合わせ技!
パラボリックSARはADX/DMIとともに使うべし!・・・という、ワイルダー氏から直々のアドバイス(宣伝)が残されています。
どちらもトレンドを見る指標なので、併用するのは有効だと思います。
▲ADX/DMI(下段サブウィンドウ)とともに表示しました。
たしかに、レートが下降している(トレンドが発生している)部分では、ADXも反応しています。トレンドの転換が頻発している部分では、ADXの反応が低くなっています。
感想
デモ取引ではイマイチな戦果を残してしまったADX/DMIですが、このSARと併用するのはかなり有効な感じがします。
また、ローソク足を見る限り、1分取引などより3分や5分のほうが向いているように思われます。(これは実際、デモ取引で比べてみます)
▼実践記事はこちら
binarybeginner-yt.hatenablog.com
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