MT4のセッティング Envelopes(エンベロープ)とは?
▲MTGより「被覆」
これじゃない・・・
envelope(エンベロープ)
封筒、包む、包むもの、包装材料
エンベロープとは
ボリンジャーバンドによく似ていますが、収束したり離れたりはせず、指定期間の平均レートから常に一定の距離を保つ線です。現行レートを包むように表示するので、こういう名前が付いているのでしょう。
オシレーター系指標のように、レートの上がりすぎ・下がりすぎが目に見えるので、トレンドの終わりや転換が予測できます。
エンベロープを表示しよう
▲「罫線分析ツール」の「トレンド」を開き、「Envelope」をダブルクリック、または右クリックして「チャートに表示」を選択します。(ドラッグ&ドロップでも良い)
するとダイアログが表示されます。
エンベロープの設定
▲「移動平均の種別」を「Exponential」にし、「偏差」を0.05にしてOKです。
- 期間・・・数字はローソク足の本数と同じで、入力した期間内で算出されたグラフが表示されます。
- 表示移動・・・グラフを左右にずらして表示できます。
- 移動平均の種別・・・グラフ算出の計算式が変わります。Expotentialにすると、Simple(標準の設定)より最近のレートを重視する表示設定になります。
- 適用価格・・・ローソク足のどの部分(の数値)を計算につかうか設定できます。
- 偏差・・・数値が高いほど、レートから離れます。1分足の場合だと0.05%がちょうどいいと思います。
他にたくさん指標を表示させていると見づらいかもしれないので、「色の設定」も見ておきましょう。上下の色を同じにしても問題ないと思います。
▲表示されました。上下とも赤にしてあります。(紫と水色はボリンジャーバンド)
レートが転換するとき、だいたいボリンジャーバンドかエンベロープにかかっているのがわかりますね。
エンベロープの使い方
最初に記述したとおり、レートの上がりすぎ・下がりすぎが見れるので、レートの変換点を予測するのに使えます。トレンドがいつまで続くかの予測もできます。
ただし強いトレンドが続いた場合、レートが頻繁にエンベロープを突き抜けるようになることもあります。突き抜けると役に立たないので、そういう場面では他の指標を見るようにしましょう。
注意点
エンベロープは偏差で指定したぶんしか幅ができません。チャートの状況によって、偏差を微調整する必要があります。
また、ローソク足の期間を変更する場合も偏差を調整しなければいけません。
▲表示しているツールを再編集したい場合は、チャートの空いているところで右クリックをし、「表示中の罫線分析ツール」を選択しましょう。(「Ctrl+I」でショートカット)
表示中のツール一覧がリストアップされるので、そこから再編集や削除(表示を消す)などができます。
▼今回はこちらの記事を参考にしました
■MT4のEnvelopes (エンベロープ) を使って逆張りFXスキャル手法
■メタトレーダー4のテクニカル表示とインストール-初心者のFX取引入門-
▼実践記事はこちら
binarybeginner-yt.hatenablog.com
▼分かる用語が増えると見る目が変わりますね
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